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バテレンが天ぷらに使った?オリーブ油の壺出土(読売新聞)

 大阪市中央区の大坂城下町跡で、オリーブオイルを入れていたとみられる、16世紀末〜17世紀初めの素焼きの壺(つぼ)が、市博物館協会大阪文化財研究所の調査で出土した。

 スペインか関係の深い地域で作られた後、日本に運ばれ、教会の儀式か南蛮料理に使われていたらしい。同研究所は、江戸幕府による鎖国以前、大坂の町が豊かな国際性を誇っていた様子がうかがえるとしている。

 壺は、大坂冬の陣(1614年)の焼土層の下から出土した。口の部分が欠けている以外、ほぼ完全な形で、高さ43センチ、最大径35センチ。底が丸いため立てることができず、側面の一部に傷があることから、ふたをして横に置いていたとみられる。

 同様の壺は、1600年にフィリピン沖で沈んだスペイン船「サン・ディエゴ号」内で見つかっており、16〜18世紀、オリーブ油を貯蔵、運搬するために使われていた。日本では、長崎市で見つかった16世紀末〜17世紀初めのキリスト教会跡で2点出土しており、3点目となる。

 鎖国以前の豊臣時代、大坂にはスペイン人が訪れ、教会があったとの記録が残されている。同研究所は「スペイン人か、南蛮貿易にかかわった商人がもたらしたのだろう」としている。

 壺は大阪歴史博物館(大阪市中央区)で展示中。

 松尾信裕・大阪城天守閣館長の話「西欧の宣教師が、ミサや洗礼に不可欠なオリーブ油を入れていたのではないか。儀式だけではなく、天ぷらなどの南蛮料理に使われていた可能性もある」

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